大分大学医学部を目指して英語を勉強しているものの、
「長文を読むのに時間がかかる」
「単語や文法を勉強しているのに、過去問になると解けない」
「並べ替え問題に時間を使いすぎてしまう」
といった悩みはありませんか。
大分大学医学部の英語対策では、単語や文法の知識を増やすだけでなく、それを文章の中で使えるようにすることが大切です。
英文の構造を正確に捉え、話の流れを読み取り、設問に合う形で答える。こうした力を、日々の学習で積み重ねていく必要があります。
今回は、2025年度の大分大学医学部・前期日程の英語について、大問別の特徴と対策、時間配分の考え方、過去問の復習方法を整理します。
※この記事は2025年度の問題と大学公表の「出題の意図」をもとにした分析です。受験する年度の試験科目・配点・時間などは、必ず最新の公式募集要項で確認してください。
大分大学医学部の英語対策は、出題形式を知ることから
2025年度の医学部の英語は、試験時間80分、配点100点、大問3題の構成でした。
対策を考える際に押さえておきたいのは、「文章の内容を理解すること」と「理解した内容を適切に表現すること」の両方が必要になる点です。
選択肢から答えを選べても、理由を説明できない。解説を読めば分かるものの、自分では英文を組み立てられない。そのような課題がある場合は、普段の勉強方法も見直していきましょう。
また、医学部の英語だからといって、医療の話題だけに絞って長文演習をするのはおすすめしません。2025年度の第1問は比較文化、第2問・第3問は医療に関連する題材でした。
幅広い話題の英文を読みながら、知らない内容でも、本文に書かれた情報を整理して理解する練習が必要です。
大問別に見る、2025年度の特徴と対策
第1問|比較文化の英文を読み、文脈に沿って答える
第1問では、比較文化を題材とした英文が出題されました。
語彙・文法に加えて、指示語、文章のつながり、筆者の意図などを読み取る力が問われています。日本語で答える設問だけでなく、英語で表現する設問も含まれていました。
対策として大切なのは、下線部や空所だけを切り離して考えないことです。
例えば、指示語を含む英文を訳す場合、単語を日本語に置き換えるだけでは、何について述べているのか伝わらないことがあります。
普段の長文演習でも、次の点を確認しましょう。
- この代名詞は、何を指しているのか
- 前の段落と今の段落は、どのようにつながっているのか
- ここは具体例なのか、主張なのか
- 筆者は何と何を対比しているのか
一文の意味と、文章全体の中での役割を一緒に捉えることが、解答の根拠を見つける練習になります。
第2問|医療に関する英文を理解し、日本語・英語で表現する
第2問では、医療に関する英文をもとに、内容説明や和訳、英語で空所などを補う設問が出題されました。
ここで練習しておきたいのが、「読んで分かったことを、解答として書く」ことです。
内容説明では、本文の言葉を何となく拾い集めるだけでは、説明が不十分になる場合があります。
何について聞かれているのか。理由を答えるのか、具体的な内容を答えるのか。設問の要求を確認したうえで、必要な情報を整理しましょう。
英語で答える設問では、難しい表現を無理に使うより、主語と動詞を明確にし、文法的に正しい英文を作ることを意識します。本文の流れに合っているかも確認が必要です。
復習では、模範解答を読むだけで終わらず、自分の答案と比べてください。
「必要な内容が抜けていた」
「指示語を曖昧にしたまま訳していた」
「英語で書くときに、動詞の形を間違えた」
このように、失点につながる箇所を具体的にすることが、次の学習につながります。
第3問|空所補充と並べ替えを組み合わせた問題
第3問は、語句を並べ替えて英文を作り、本文中の適切な空所に入れる形式です。
通常の並べ替え問題のように、文法的に正しい英文を作るだけでは終わりません。その英文が文章のどこに入るかも考える必要があります。
そのため、文法と文脈を行き来しながら解くことになります。
まず文章全体の話題と流れをつかみ、空所の前後にある言い換えや対照表現を探す。そのうえで、主語と動詞、語法、修飾関係を確認して英文を組み立てます。
2025年度の問題を使った学習では、比較表現や、動詞がどのような形で使われるかにも注目してみてください。
単語の意味を知っていることと、その単語を使って英文を作れることには違いがあります。
並べ替え問題を復習するときも、正しい語順を覚えるだけでなく、「なぜこの順番になるのか」を説明できるようにしていきましょう。
解く順番と時間配分をどう決める?
まずは80分で解き、どこに時間がかかるかを確認する
時間配分を考えるためには、自分がどこで時間を使っているかを知る必要があります。
過去問を解く際は、大問ごとにかかった時間を記録してみてください。
長文を読むのに時間がかかるのか、日本語の答案をまとめるのに時間がかかるのか。それとも、並べ替えの一問を考え続けてしまうのか。
同じ「時間が足りない」でも、原因によって対策は変わります。
第3問は20分を目安にし、演習結果で調整する
ブリエットでは、第3問の演習時間として、まず20分を一つの目安にすることを提案します。大学が指定する配分ではなく、練習を始める際の目安です。
第1問・第2問を合わせて55分程度、第3問に20分程度、見直しに5分程度という配分を試し、実際の得点と解答状況から調整していきます。
第3問にもう少し時間が必要なら、ほかの大問で短縮できる部分があるか確認します。ただし、急ぐことで、取れるはずの問題を落としては意味がありません。
時間と正確さの両方を記録しながら、自分に合う配分を探しましょう。
一つの難問にこだわりすぎない
難しい設問に出会ったとき、考え続ければ解けそうな気がして、時間を使いすぎることがあります。
特に並べ替え問題では、語順を何度も入れ替えているうちに、ほかの問題に取り組む時間がなくなりがちです。
手がかりが見つからない問題はいったん保留し、先に進める判断も必要です。
過去問演習では、「解けたかどうか」に加えて、「後回しにする判断が適切だったか」も振り返ってみてください。
大分大学医学部の英語に向けて身につけたい力
語彙力|単語は意味と使い方をセットで覚える
単語帳で日本語の意味を答えられても、長文や並べ替え問題で使えないことがあります。
動詞であれば、後ろにどのような形が続くのか。前置詞と組み合わせて使うのか。目的語を取るのか。
例えば、induceは、induce+目的語+to doという形も併せて確認したい動詞です。
単語の意味だけでなく、短い例文で使い方を確かめる習慣をつけましょう。
英文解釈|長い主語や修飾部分を整理する
一文が長くなると、知っている単語ばかりでも、意味を捉えられなくなることがあります。
その場合は、主語と動詞を見つけ、どこまでが主語なのか、どの部分が説明を加えているのかを整理します。
復習では、和訳を読んで納得するだけでなく、英文に戻って構造を確認してください。
正確に読めなかった文を一つずつ理解することが、長文を読む土台になります。
読解力|対比・因果関係・言い換えを捉える
長文では、一文ずつの意味に加えて、文と文のつながりも重要です。
反対の内容が述べられているのか。理由や結果が説明されているのか。同じ内容を別の表現で言い換えているのか。
こうした関係を意識すると、文章の流れを整理しやすくなります。
段落を読んだ後に、「ここでは何を説明していたか」を一言でまとめる練習も取り入れてみてください。
解答力|聞かれたことに、必要な情報で答える
本文を理解できていても、設問への答えになっていなければ得点につながりません。
理由を聞かれているのに、出来事だけを書いていないか。具体的な説明を求められているのに、指示語をそのまま使っていないか。
答案を見直す際は、英文の理解だけでなく、設問の要求を満たしているかも確認しましょう。
現在の課題に合わせた英語の勉強法
一文を読むのが難しい場合は、語彙と構文から
長文演習を増やしても、一文ずつの理解が曖昧なままでは、復習に時間がかかります。
まずは、読めなかった原因を確認しましょう。
単語を知らなかったのか、主語と動詞を取り違えたのか、修飾関係が分からなかったのか。原因に合わせて、単語学習や英文解釈に戻ることも必要です。
読めるのに間違える場合は、解答根拠を確認する
「話の内容は分かったのに、設問を間違えた」という場合は、答えの根拠を確認します。
どの文を根拠にしたのか。そこから、どのように答えを導いたのか。
選択問題でも、正解の理由だけでなく、自分が選んだ選択肢がなぜ違うのかまで確認すると、読み違いに気づきやすくなります。
時間が足りない場合は、読む時間と考える時間を分けてみる
時間不足の原因が、読む速さとは限りません。
何度も同じ箇所を読み直していたり、答案の表現を迷い続けていたりする場合もあります。
一度、本文を読む時間と設問に答える時間を分けて計測してみてください。改善すべき部分が見えやすくなります。
整序問題が苦手な場合は、正解になる理由を説明する
並べ替え問題を解いた後は、次の点を確認しましょう。
- 主語と動詞はどれか
- どの語句がまとまりになるか
- どの文法・語法を使っているか
- 前後の文章とどのようにつながるか
語順を暗記するのではなく、組み立てる理由を理解する復習を心がけましょう。
過去問は、解いた後の復習まで計画する
間違いを「知識・読解・答案・時間」に分ける
過去問を解いた後は、点数だけで終わらせないことが大切です。
失点の原因を、例えば次の四つに分けてみます。
- 知識:単語・熟語・文法・語法を知らなかった
- 読解:構文や文脈を読み違えた
- 答案:理解した内容を適切に表現できなかった
- 時間:解答や見直しの時間を確保できなかった
原因が重なることもありますが、まず整理することで、次に取り組む学習が明確になります。
解説を理解した後、もう一度自力で解く
解説を読んだ直後は、「分かった」と感じやすいものです。
そこで、解説を閉じ、自分の言葉で説明したり、もう一度答案を書いたりしてみてください。
並べ替え問題なら語順の理由を説明する。内容説明なら、必要な情報を整理して書き直す。理解したことを、自分で使えるか確かめます。
課題を次の1週間の勉強に反映する
過去問で見つかった課題は、普段の学習に戻して対策します。
例えば、動詞の語法で失点したなら、単語の例文と文法教材を確認する。内容説明が不十分だったなら、根拠を拾って短くまとめる練習を行う。
過去問は、今の実力を測るだけでなく、これから何を勉強するかを決めるための教材です。
何年分解いたかだけでなく、その結果を使って学習をどう変えたかを大切にしましょう。
第3問は、文法と文脈を組み合わせて対策する
2025年度の第3問は、空所の位置と英文の語順を併せて考えるため、文法問題集の並べ替えだけでは練習しきれない部分があります。
基本的な文法・語法を復習しながら、同じ形式の過去問で、文章全体と空所前後を確認する練習を重ねましょう。
第3問の詳しい分析は、別の記事で取り上げます。比較表現の見抜き方、動詞の語法、長い主語の捉え方などを、設問ごとに整理する予定です。
大分大学医学部の英語対策を、1対1指導で進めたい方へ
大分大学医学部の英語対策では、「何となく英語が苦手」という状態から、一歩踏み込んで課題を見つけることが大切です。
単語の知識が足りないのか。構文を取り違えているのか。答案の書き方に課題があるのか。
同じ点数でも、必要な勉強は一人ひとり異なります。
大分駅から徒歩5分の1対1指導塾ブリエットでは、プロ講師が答案や問題を解く過程を確認し、理解度や目標に合わせて指導します。
また、授業だけでなく、義務自習や日々の学習計画を通じて、復習を続ける仕組みを大切にしています。
大分市で医学部受験の英語を相談したい方、別府市など周辺地域でプロ家庭教師を検討している方も、お気軽にご相談ください。
現在使用している教材や模試・過去問の答案をもとに、優先して取り組みたい課題と、今後の勉強の進め方を一緒に考えます。
参考資料
※公式の問題PDFには、著作権の関係で本文等が公開されていない箇所があります。

