ブリエットのプロ家庭教師部門を担当している東野です。
教育に関わる仕事といっても、その中身は実にさまざまです。学校、学習塾、予備校、教科書会社、教材会社、保育、放課後等デイサービスなど、子どもたちの成長を支える仕事には多くの形があります。
その中でも、家庭教師、特にプロ家庭教師の派遣は、決して大きな市場ではありません。むしろ、かなり限られた分野だと言ってよいと思います。
プロ家庭教師は、学生アルバイト中心の家庭教師とは違い、指導経験のある講師が生徒一人ひとりに深く関わる仕事です。その分、人件費も高くなりますし、派遣できる講師の数にも限りがあります。
正直に言えば、短期間で大きな利益を出しやすい事業ではありません。
それでも、私たちはプロ家庭教師派遣に取り組みます。
なぜなら、この仕事にはお金だけでは測れない大きな価値があると考えているからです。
この記事では、「なぜ今、プロ家庭教師なのか」について、ブリエットの考えをお伝えします。
大分市・別府市・日田市・熊本市・福岡市・久留米市・大牟田市などで家庭教師をお探しの方に、ぜひ読んでいただきたい内容です。
教育業界は、大きな変化の中にあります
現在、教育業界を取り巻く環境は大きく変わっています。
まず大きいのは、少子化です。
総務省の推計によると、2026年4月1日時点の15歳未満の子どもの数は1329万人で、1982年から45年連続で減少しています。教育業界は、そもそも子どもがいて初めて成り立つ業界です。そのため、子どもの数が減り続けることは、学習塾や家庭教師業界にとって非常に大きな影響があります。(Nippon)
実際、学習塾業界にもその影響は表れています。東京商工リサーチによると、2025年の学習塾の倒産件数は55件で、2006年以降で最多だった2024年の53件をさらに上回り、過去最多を更新しました。少子化、物価高、講師不足、保護者の教育費への厳しい目線などが重なり、特に小規模な塾ほど厳しい状況に置かれています。(株式会社東京商工リサーチ)
さらに、AIや映像授業の発達も無視できません。
今は、わからない問題があれば、AIに質問することができます。映像授業を使えば、地方に住んでいても有名講師の授業を受けることができます。これは非常に大きな進歩です。
実際、大分市や別府市、日田市のような地域でも、熊本市や福岡市のような都市部でも、オンライン教材やAIを使った学習は広がっています。
しかし、便利な教材やAIがあるからといって、すべての子どもが自分でうまく使いこなせるわけではありません。
「何を質問すればよいのかわからない」
「解説を読んでも、自分の間違いの原因がわからない」
「勉強しなければいけないとわかっていても、習慣が続かない」
「志望校に向けて、何を優先すべきかわからない」
このような悩みは、AIや映像授業だけでは解決しにくい部分です。
AIや映像授業では届きにくい部分があります
AIや映像授業は、非常に便利です。
うまく使えば、学習効率を大きく高めることができます。
ただし、教育で本当に難しいのは、「答えを教えること」だけではありません。
子どもがどこでつまずいているのか。
なぜ勉強に向かえないのか。
どの教材なら続けられるのか。
志望校までに、今どの単元を優先すべきなのか。
保護者の方がどこに不安を感じているのか。
こうした部分を見極めるには、目の前の生徒をよく見る必要があります。
表情、手の止まり方、ノートの書き方、質問の仕方、宿題への取り組み方。
1対1で向き合っていると、言葉にされていない課題が見えてくることがあります。
プロ家庭教師の価値は、まさにここにあります。
単に問題を解説するだけではなく、その生徒にとって必要な学習を組み立てる。
必要な時には励まし、必要な時には厳しく伝える。
保護者の方とも連携しながら、学習の流れを整える。
これが、プロ家庭教師の仕事です。
家庭教師業界にも、注意して見ていただきたい点があります
家庭教師を選ぶ際には、指導力だけでなく、会社の仕組みも見ていただきたいと思っています。
もちろん、誠実に運営している家庭教師会社はたくさんあります。
一方で、家庭教師業界には、保護者の方が注意しておいた方がよい点もあります。
高額教材の販売には注意が必要です
昔から家庭教師業界で問題になりやすいのが、家庭教師の派遣とあわせて高額な教材を販売するケースです。
家庭教師の指導に教材は必要です。
しかし、必ずしも高額な教材でなければならないわけではありません。
市販教材、学校教材、塾教材、過去問、プリントなど、生徒の状況に合った教材を選べば、十分に効果的な指導はできます。
「この教材を買わないと成績が上がらない」「家庭教師を受けるには教材購入が必要」といった説明がある場合は、慎重に確認した方がよいでしょう。
私自身も、以前、家庭教師として派遣された後に、ご家庭が高額な教材を購入していたことを知った経験があります。
その時は、家庭教師として指導に入っていた私自身も十分に事情を知らず、ご家庭に対して申し訳ない気持ちになりました。
どの教材を使うかは、本来、生徒の学力、学校の進度、志望校、学習習慣に合わせて決めるべきものです。
教材ありきではなく、生徒ありき。
これが、ブリエットのプロ家庭教師の考え方です。
メガスタの倒産から、家庭教師業界が考えるべきこと
近年、家庭教師業界に大きな衝撃を与えた出来事がありました。
オンライン家庭教師「メガスタ」などを運営していた株式会社バンザンの破産です。
東京商工リサーチの報道によると、株式会社バンザンは2026年2月13日に全事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったことを公表しました。同社はオンライン家庭教師「メガスタ」や、訪問型家庭教師「一橋セイシン会」などを展開していました。(株式会社東京商工リサーチ)
さらに同社は、2026年2月16日に東京地裁から破産手続き開始決定を受け、負債総額は約14億2100万円、債権者は生徒約1800名を含めて3000名を超える可能性があると報じられています。(株式会社東京商工リサーチ)
報道によれば、同社は2025年1月期に売上高約35億円をあげており、売上だけを見れば大きな事業者でした。しかし、初期投資や広告宣伝費の負担が重く、資金繰りが悪化していたとされています。また、オンライン教育ツールを開発する企業との支払いをめぐる訴訟や、講師への指導報酬未払いを訴える声も表面化していたと報じられています。(株式会社東京商工リサーチ)
私がこの件に強い危機感を覚えたのは、単に一つの会社が倒産したからではありません。
家庭教師という仕事は、現場で生徒を教える先生たちが価値を生み出しています。
ご家庭は、お子さまの学習を止めないために授業料を支払っています。
講師は、目の前の生徒のために時間を使い、授業準備をし、責任を持って指導しています。
それにもかかわらず、会社の運営が不安定になれば、受験直前期であっても授業が止まり、保護者、生徒、講師の全員が大きな不利益を受けることになります。
特に2月は、中学受験、高校受験、大学受験の大切な時期です。
国公立大学の二次試験、私立大学入試、高校入試などが続く、受験生にとって非常に重要な時期です。
その時期に学習環境が突然失われることは、生徒にとって大きな不安になります。
また、講師に報酬未払いが発生すれば、現場で誠実に指導していた先生たちの生活にも影響します。
もちろん、外部から見える情報だけで、会社内部の事情をすべて判断することはできません。
しかし、この出来事は家庭教師業界全体に対して、「本当に生徒と講師を大切にする運営になっているのか」を問い直すきっかけになったと感じています。
ブリエットは、無理な拡大よりも、安定した運営を重視します。
派手な広告や急激な規模拡大ではなく、責任を持って指導できる範囲で、信頼できるプロ講師とご家庭をつなぐことを大切にします。
家庭教師派遣会社は、単に先生を紹介するだけの存在ではありません。
生徒の学びを止めないこと。
保護者の不安に誠実に向き合うこと。
講師が安心して指導できる環境を整えること。
この3つを大切にしなければならないと考えています。
家庭教師の先生への報酬も、業界の大切な課題です
家庭教師業界では、ご家庭が支払った授業料のうち、実際に指導する先生にどの程度支払われているのかが見えにくい場合があります。
もちろん、家庭教師派遣会社にも必要な経費はあります。
集客、面談、契約手続き、請求管理、保護者対応、講師との連絡、学習相談など、指導以外にも多くの業務があります。
そのため、授業料のすべてを講師に支払うことは現実的ではありません。
しかし、現場で生徒を教える先生への還元があまりに少ない仕組みでは、よい先生が長く続けることは難しくなります。
プロ家庭教師の質を支えているのは、先生の経験、準備、責任感です。
先生が安心して指導できる環境を作ることは、結果的に生徒と保護者のためにもなります。
ブリエットでは、保護者の方にとっても、講師にとっても、できるだけ誠実で透明性のある家庭教師派遣を目指しています。
ある生徒の言葉が、私たちの原点です
最後に、私が長く指導したある生徒の話をさせてください。
その生徒と初めて出会ったのは、彼が小学校低学年の頃でした。
当時の彼は、勉強に向かうことが難しく、授業中に気持ちが大きく乱れてしまうことがありました。
初めて見た時、彼は先生に対してかなり過激な態度を取っていました。
大きな声を出したり、強い言葉を使ったり、時には先生に手が出てしまうこともありました。
正直に言えば、最初は「これは大変な生徒だな」と感じました。
その後、しばらくして私が彼を担当することになりました。
実際に指導を始めてみると、単に乱暴な子ということではありませんでした。
自分の気持ちをうまく言葉にできない。
わからないことが重なると、一気に不安定になる。
失敗する前に、自分から授業を壊してしまう。
注意されると、責められたように感じてしまう。
そうした特性が少しずつ見えてきました。
幸い、私はそれまでにも似たタイプの生徒を指導した経験がありました。
その経験をもとに、声のかけ方、課題の出し方、授業の進め方を一つひとつ変えていきました。
最初からうまくいったわけではありません。
授業が止まることもありました。
こちらが悩むこともありました。
それでも、少しずつ彼は落ち着いて勉強に向かえるようになっていきました。
その後、一度指導が途切れた時期もありましたが、最終的にはまた一緒に勉強することになりました。
高校受験、そして大学受験まで伴走し、彼は難関と言われる大学に現役で合格しました。
最後の授業の日、彼は私にこう言ってくれました。
先生と出会っていなかったら、今の自分はなかったと思います。
本当にありがとうございました。
この言葉を聞いた時、家庭教師という仕事を続けてきてよかったと心から思いました。
もちろん、すべての指導がきれいに進むわけではありません。
悩むこともあります。
うまくいかず、何度も方法を変えることもあります。
それでも、目の前の子どもに本気で向き合うことで、人生の流れが変わる瞬間があります。
私たちがプロ家庭教師派遣を行う理由は、そこにあります。
プロ家庭教師は、子どもと家庭の可能性を広げる仕事です
プロ家庭教師は、単に勉強を教えるだけの存在ではありません。
生徒の状況を見て、学習計画を立てる。
学校や塾の内容を整理する。
受験までの道筋を作る。
保護者の方の不安を受け止める。
本人が前に進めるように、必要なタイミングで支える。
これらを1対1で行うのが、プロ家庭教師です。
AIや映像授業が広がる時代だからこそ、人が人に向き合う教育の価値は、むしろ高まっていくと私たちは考えています。
ブリエットでは、大分市の1対1指導塾としての経験をもとに、プロ家庭教師の派遣を行っています。
対応エリアは、大分市、別府市、日田市、熊本市、福岡市、久留米市、大牟田市と、その周辺地域です。
中学受験、高校受験、大学受験、医学部受験、学校補習、学習習慣づけなど、お子さまの状況に合わせてご相談いただけます。
家庭教師をお探しの方へ
家庭教師を選ぶ時に大切なのは、「有名かどうか」だけではありません。
その先生が、お子さまに合っているか。
その会社が、誠実に運営されているか。
料金や教材、指導方針がわかりやすいか。
受験や学習管理まで、責任を持って相談できるか。
こうした点を、ぜひ見ていただきたいと思います。
ブリエットのプロ家庭教師は、1対1指導を長年行ってきたプロ講師が、お子さまの状況に合わせて指導します。
「何から始めればよいかわからない」
「塾に通っているが、思うように成果が出ない」
「中学受験や高校受験、大学受験に向けて個別に見てほしい」
「医学部受験に向けて、専門的な指導を受けたい」
「家庭での学習習慣を整えたい」
このようなご相談がありましたら、まずはお気軽にお問い合わせください。
プロ家庭教師を待っている子どもたちと出会い、1人でも多くの生徒が前向きに学べるように。
それが、ブリエットのプロ家庭教師派遣の理念です。

