2025年4月に開幕した大阪・関西万博。当塾の代表である私は4月30日、5月1日に家族で早速行ってきました。
小3息子、年長の娘、生後6ヶ月の娘の子ども3人を含む5人で参加しましたが、子どもが多いと旅行やお出かけは何かと大変。特に注目度の高い万博は人も多そうだし、設備面で未知数なところが多いので、子ども連れで楽しめるかな、という不安がある人も多いと思います。
また、予約システムが難しそうで、もし予約がうまくできなくても楽しめるのか、子連れだと列に長時間並ぶのは無理だけど楽しめるのか、などの不安もあると思います。
この記事では、そのような疑問にお答えできると思います。というのも、実は私も予約システムがよくわからず、システムを使いこなせず、また子どもたちが列に並びたがらなかったのでほとんど並ぶこともしませんでした。
それでも十分に万博を楽しめたので、その経験を元に、子ども連れでも万博を楽しめる方法を示していきたいと思います。
1、人気パビリオンは1日で2~3ヶ所が限度
今回の万博は広く予約システムを取り入れており、人気パビリオンのほとんどが予約で埋まってしまい、並んでも入れないようになっています。
予約システムは、事前予約と当日予約がありますが、人気パビリオンは実質的にはそれぞれ1つずつしか取れないと思っていた方がいいです。
特に家族連れの場合は大人数になるため、予約枠が取りづらく、当日予約もほとんど取れないと思っていた方がよいと思います。
並んで入れる場所も多いですが、1時間以上並ぶところも多く、なかなか子ども連れには厳しいのが現実です。
我が家は4月30日の朝10時に入園してすぐに20分ほど並んでパソナ館に入り、話題のiPS細胞の心臓を見ることができましたが、並んで入れた人気パビリオンはそれだけでした。
ですので、子ども連れで長時間並べない場合は、人気パビリオンは予約で1~2ヶ所と当日の朝イチで1ヶ所の合計2~3ヶ所くらいが限度だと思います。まず、この現実を知って、心の準備をしておくことが大切だと思います。

2、子ども連れが予約なし&並ばずに楽しめるスポット
テレビで紹介されるような人気パビリオンはたくさん行けないのが現実ですが、子ども連れが並ばず、予約せずに楽しめるスポットは大阪・関西万博にはたくさんあります。1つひとつ紹介していきたいと思います。
(1)遊具
万博には子どもたちが遊べる遊具が会場内に点在しています。最も大きいものは東ゲートから大屋根リングを過ぎたアメリカ館の近くにあるもので、ボーネルンドが提供しているものです。
標準的な公園くらいの遊具設備は揃っています。また、西ゲート近くには滑り台が、シグネチャーゾーンには丘型の遊び場があります。移動が多い上に、パビリオンも展示系が多いので、身体を思いっきり動かして遊べる遊具は子どもにとっては気分転換になるため、とても重要です。
また、多種多様な人種や国の子たちと一緒に遊べるので、国際交流の意味でも意義深いと思います。
(2)水遊び場
万博会場の中心部にある静けさの森の周辺には、水遊びができるように水たまりを作っています。
我が家の子どもたちはここで1時間くらい遊んでリフレッシュをしました。これからの暑い時期にはとても重宝すると思います。
ただし、着替えは必須です。着替えができるトイレが近くにあるので、その点も安心です。

(3)いのちの遊び場クラゲ館
シグネチャーゾーンにあるパビリオン「いのちの遊び場クラゲ館」は一部が予約なしになっており、音がする不思議な触覚や様々な楽器で遊ぶことができます。我が家の子どもたちは2日ともここに行って遊びました。
(4)大屋根リング
今回の万博の象徴とも言えるのが、大屋根リングだと思います。
実際に見て登った感想としては、本当に素晴らしい建築物でした。まず、その大きさは圧巻ですし、デザインとしても素晴らしいです。さらに、風が通るのでとても涼しく、機能面でも素晴らしかったです。我が家の子どもたちもとても感動していました。
大屋根リングは全長2kmあります。小学生の子であれば歩いて1周できるので、合間の時間に1周するのもいいかもしれません。
大屋根リングの下の木組みはフォトスポットにもなりますし、大屋根リングに登れば大阪湾を一望できて景色を楽しむこともできます。
一定間隔でエスカレーターと階段はもちろん、エレベーターもあるので、ベビーカーでも楽に登れます。


(5)よしもとwaraii myrai館
西ゲート近くにある吉本興業のパビリオンも子ども連れにはオススメです。
特に5月1日の午前に行っていた昔遊びをするイベントは子どもたちも楽しんでいました。座敷を出していたので、赤ちゃん連れには貴重な赤ちゃんを下ろせる場所としても重宝しました。
3、子ども連れが予約なし&並ばずに楽しめるイベント
常にやっているわけではないですが、予約なし&並ばずに楽しめるイベントも大阪・関西万博は豊富です。1つずつ紹介します。
(1)各国のパフォーマンス
パビリオンを出している各国が伝統的な踊りなどのパフォーマンスをしていることがあります。
Webサイトなどで調べるとパフォーマンスの日時がわかると思います。我が家はタイのパフォーマンスを見ることができました。
(2)噴水ショー
シグネチャーゾーンの海側では大規模な噴水ショーを見ることができます。昼間にも定期的にやっていますが、夜のパフォーマンスはプロジェクションマッピングや炎の演出が素晴らしく、圧巻でした。我が家の子どもたちも夢中で見ていました。オススメです。
(3)ミャクミャクなどのキャラクターとの記念撮影
会場内には万博のメインキャラクターのミャクミャクや各国のパビリオンのキャラクターなどが不定期に登場して記念撮影をしてくれます。我が家は年長の娘が特に喜んでいました。


4、スタンプラリー
万博の楽しみ方でイチ押しなのが、各国パビリオンに置いてあるスタンプを押して集めるスタンプラリーです。会場内に専用の用紙が売っていますが、裏紙などに押している人も結構いました。
私のオススメは、100均などで売っているミニサイズのノートです。持ち運びも便利ですし、子どものカバンにも入ります。
スタンプラリーが捗るのは、COMMONS(コモンズ)と呼ばれる小さなパビリオンが集まった施設です。ここはほとんど並ばずに入れますし、1つのコモンズに20~30カ国くらいが集結しているので、スタンプラリーには最高の場所です。
コモンズは楽器などの体験コーナーも充実しているので、子ども連れにはスタンプラリーをしながら楽しめる場所だと思います。
以上、予約なし&並ばないで子ども連れが大阪・関西万博を楽しむ方法でした。参考にして、万博をぜひ楽しんでください!