熊本県私立高校入試の英語長文は「時事テーマ」が重要|2025年度入試の出題傾向から考える対策

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熊本県私立高校入試の英語長文は「時事テーマ」が重要 2025年度入試の出題傾向から考える対策

熊本県私立高校入試の英語では、どのようなテーマが出るのか

私が中学入試・高校入試・大学入試の問題の解説を作成し始めてから、30年以上が経ちます。

その中で、近年特に感じるのは、英語長文や会話文で扱われるテーマが大きく広がっているということです。

「昔はこのようなテーマはあまり見なかったな」
「この言葉自体、初めて知った」
「これは英語だけでなく、一般常識として知っておいた方がいいな」

そう感じる出題が、以前よりも増えています。

そこで今回は、2025年度、つまり令和7年度の熊本県私立高校一般入試で出題された英語の会話文・長文のテーマを整理し、傾向を分析してみました。

入手できた入試問題は熊本県内の全高校ではありませんが、熊本市を中心に私立高校受験を考えているご家庭にとって、今後の英語学習の参考になる内容だと思います。

2025年度熊本県私立高校入試英語の出題テーマ

まず、各高校で扱われた主なテーマを整理します。

尚絅高校

  • 海外で人気の日本文化
    例:寿司、Jポップ、アニメ、漫画、歌舞伎
  • メキシコで行われる15歳の女の子の特別なお祝いと、日本の雛祭り
  • アフリカのマラウイ共和国の青年の自立と、日本からの支援

文徳高校

  • 夢の中で、妹が知らない亡姉と出会う物語
  • 家畜の頭の良さ

東海大学付属熊本星翔高校

  • ドギーバッグの使用
  • 外国人が参加する茶会
  • オランダのファッション図書館

ルーテル学院高校

  • 若者と年配者のスマホ決済
  • プロの俳優を目指す高校生
  • 勇敢な高校生に負かされるモンスター
  • オーストラリア、ニュージーランド、台湾などへの留学

九州学院高校

  • ドギーバッグの使用
  • 海外での和菓子・日本茶の人気
  • 10歳離れた妹の誕生

熊本学園大学付属高校

  • ニューヨークでの徒歩観光と車の渋滞
  • カナダ出身のジャズピアニスト、オスカー・ピーターソンの功績

真和高校

  • 親の我が子への愛情と自己犠牲のバランス
  • パラリンピックでメダルを獲得した61歳の日本人男性
  • 国連フレンドシップ・デー

マリスト高校

  • 商品を店で買うか、ネット上で買うか
  • 新型コロナウイルス流行時のバーチャル修学旅行
  • スギ花粉の原因

開新高校

  • アルゴビカレーというインド発祥の家庭料理
  • イギリス発祥の「ラウンダー」というスポーツ

慶誠高校

  • 奈良時代からの和紙の使用
  • 野生動物の保護と人間活動

なお、令和8年度入試では、日本でのクマ出没被害に関する内容も出題されていました。

熊本信愛女学院高校

  • 世界のゴミのリサイクル率
  • イギリスでの留学経験

出題テーマから見える3つの傾向

これらの出題テーマを見ると、熊本県の私立高校入試英語では、単に英単語や文法だけを問うのではなく、現代社会への関心や、身近な話題を英語で読む力が求められていることが分かります。

特に目立つのは、次の3つです。

  1. 環境問題・社会問題
  2. 日本文化と異文化理解
  3. 日常生活に関わる科学技術

それぞれ詳しく見ていきます。

傾向1|環境問題・社会問題がよく出る

まず目立つのが、環境問題や社会問題に関するテーマです。

今回の入試でも、次のような内容が扱われていました。

  • ドギーバッグの使用
  • オランダのファッション図書館
  • 車の渋滞
  • 野生動物の保護と人間活動
  • 世界のゴミのリサイクル率

特に「ドギーバッグ」は、2校で出題されていました。

ドギーバッグとは、外食で食べ残した料理を持ち帰るための袋や容器のことです。主にアメリカや中国などで使われることが多く、もともとは「犬に食べさせるために持ち帰る」という建前からこの名前が使われるようになったと言われています。

しかし実際には、ペットのためではなく、人間が自宅で食べるために持ち帰るケースが多くあります。

このテーマは、単なる食文化の話ではありません。

食品ロスを減らすこと、環境に配慮すること、消費のあり方を見直すことなど、現代社会の問題と深く関わっています。

また、東海大学付属熊本星翔高校で扱われた「オランダのファッション図書館」も、環境問題と関係するテーマです。

これは、洋服を購入して所有するのではなく、図書館のように借りて使うという取り組みです。気軽に服を買い、すぐに捨てる消費スタイルを見直し、衣服の寿命を延ばすことを目的としています。

英語長文では、このような新しい取り組みが題材になることがあります。

つまり、入試英語では、英文を読む力だけでなく、社会の動きに対する関心も大切になっているのです。

傾向2|日本文化と異文化理解がよく出る

次に多いのが、日本文化や異文化理解に関するテーマです。

今回も、次のような内容が出題されていました。

  • 海外で人気の日本文化
  • 寿司、Jポップ、アニメ、漫画、歌舞伎
  • メキシコの15歳のお祝いと日本の雛祭り
  • 外国人が参加する茶会
  • 海外での和菓子や日本茶の人気
  • 奈良時代からの和紙の使用

日本文化を英語で紹介するテーマは、以前からよく見られます。

ただ、最近は「日本文化を説明する」だけではなく、海外の文化と比較したり、外国人から見た日本文化を考えたりする内容が増えています。

たとえば、メキシコの15歳の女の子のお祝いと日本の雛祭りを比較する問題では、単に単語を知っているだけではなく、文化の違いを読み取る力が必要になります。

また、熊本県内で使われる英語の教科書でも、日本文化の海外での扱いは取り上げられています。日本のポップカルチャーとして、台湾でのドラえもんに関するイベントや、フランスでの「Kawaii」文化、ハローキティーなどが紹介されることもあります。

このようなテーマは、英語だけでなく、国語や社会の学習ともつながっています。

高校入試の英語長文を読むためには、英文法だけでなく、日頃から身の回りの文化や社会の話題に触れておくことが重要です。

傾向3|スマホ決済・ネット購入・バーチャル体験など、日常生活の技術も出る

3つ目の傾向は、日常生活に関わる科学技術です。

今回の入試では、次のようなテーマが見られました。

  • 若者と年配者のスマホ決済
  • 商品を店で買うか、ネット上で買うか
  • 新型コロナウイルス流行時のバーチャル修学旅行

これらは、今の中学生にとっても身近なテーマです。

スマホ決済、ネットショッピング、オンラインでの体験、AI、IoTなど、日常生活の中で技術に触れる機会はどんどん増えています。

そのため、今後もこのようなテーマは高校入試英語で出題される可能性があります。

特に注意したいのは、こうしたテーマでは、単語の意味を知らなくても文脈から推測する力が求められるということです。

たとえば、英文中に「cashless payment」「virtual trip」「online shopping」のような表現が出てきたとき、単語を丸暗記していなくても、前後の内容から意味をつかむ力が必要になります。

そのためには、普段から日本語でもよいので、社会の話題に触れておくことが大切です。

英語長文対策は、単語と文法だけでは足りない

高校入試の英語対策というと、多くの生徒はまず単語と文法を思い浮かべます。

もちろん、単語と文法は非常に大切です。

be動詞、一般動詞、助動詞、不定詞、動名詞、比較、受け身、現在完了、関係代名詞など、中学英語の基本が身についていなければ、長文を正確に読むことはできません。

しかし、熊本県私立高校入試の英語長文を見ると、それだけでは不十分だと分かります。

なぜなら、文章のテーマそのものが多様化しているからです。

  • 環境問題
  • 食品ロス
  • 日本文化
  • 異文化理解
  • 留学
  • スマホ決済
  • ネットショッピング
  • バーチャル体験
  • 野生動物との共生
  • リサイクル

こうしたテーマに触れた経験がある生徒は、英文の内容をつかみやすくなります。

逆に、テーマそのものをまったく知らない場合、英単語は読めても、文章全体の意味をつかみにくくなることがあります。

つまり、英語長文対策では、英語力と同時に「話題についていく力」も必要なのです。

新聞やニュースを読む習慣が、英語・国語・社会に効く

では、どうすればよいのでしょうか。

一番おすすめしたいのは、普段から新聞やニュースに触れることです。

最近は新聞を取っていないご家庭も増えています。もちろん、紙の新聞でなければいけないというわけではありません。

ネットニュースでも構いません。

ただし、大切なのは、短い動画や見出しだけで済ませるのではなく、文章として読むことです。

文章を読む習慣がある生徒は、英語長文だけでなく、国語の読解や社会の資料問題にも強くなります。

また、将来的には小論文や面接でも差が出ます。

高校受験では、英語・国語・社会の力は別々のものに見えますが、実際にはかなりつながっています。

たとえば、環境問題について知っている生徒は、英語長文で食品ロスやリサイクルの話が出ても読みやすくなります。

日本文化について知っている生徒は、和紙、茶道、和菓子、アニメ、漫画などの話題が出たときに、内容を予測しながら読むことができます。

ニュースを読む習慣は、受験全体に効いてくるのです。

熊本市周辺の高校受験生は、学校別の英語対策も必要です

熊本県の私立高校入試では、学校ごとに出題テーマや文章の雰囲気が異なります。

真和高校、熊本学園大学付属高校、九州学院高校、ルーテル学院高校、文徳高校、東海大学付属熊本星翔高校、マリスト高校、熊本信愛女学院高校など、それぞれの学校で求められる読み方には違いがあります。

そのため、熊本市、宇土市、宇城市、合志市、菊陽町、益城町、嘉島町、大津町などから熊本市内の私立高校を受験する場合、早い段階で志望校の過去問に触れておくことが大切です。

特に、次のような生徒は注意が必要です。

  • 英単語は覚えているのに長文になると読めない
  • 文法問題はできるが、内容一致問題で間違える
  • 英文のテーマが難しいと急に読めなくなる
  • 時事問題や社会問題にあまり関心がない
  • 志望校ごとの問題傾向を把握できていない
  • 私立高校と公立高校の英語対策を同じように考えている

このような場合、単に問題集を進めるだけではなく、どこで読み違えているのか、どのテーマに弱いのかを確認する必要があります。

ブリエットのプロ家庭教師では、熊本県私立高校入試の英語対策にも対応しています

ブリエットのプロ家庭教師では、熊本市を中心に、宇土市、宇城市、合志市、玉名市、山鹿市、菊池市、益城町、嘉島町、大津町、菊陽町など、熊本エリアの高校受験対策に対応しています。

英語長文対策では、単語や文法の確認だけでなく、次のような点を重視しています。

  • 志望校の過去問分析
  • 長文テーマの整理
  • 内容一致問題の解き方
  • 指示語・接続詞の読み取り
  • 会話文の流れのつかみ方
  • 英作文に使える表現の整理
  • ニュースや時事テーマへの関心づけ
  • 定期テスト対策と入試対策の両立

高校入試の英語は、直前期に単語だけを詰め込めばよいというものではありません。

中1・中2の基礎文法を固め、中3で長文読解と過去問演習に入れるように、早めに準備しておくことが大切です。

また、熊本県の高校受験では、内申点対策も欠かせません。

私立高校入試だけでなく、熊本高校、済々黌高校、第二高校、第一高校などの公立上位校を視野に入れる場合は、日頃の定期テストや提出物の管理も重要になります。

ブリエットでは、1対1指導だからこそ、お子様の志望校、現在の学力、生活リズムに合わせて、必要な学習内容を組み立てることができます。

まとめ|熊本県私立高校入試の英語は、社会への関心が差になる

2025年度の熊本県私立高校一般入試の英語では、環境問題、日本文化、異文化理解、スマホ決済、ネット購入、留学、野生動物の保護など、幅広いテーマが出題されていました。

これは、英語の入試が単なる単語・文法の確認にとどまらず、社会の話題を英語で読む力を求める方向に進んでいることを示しています。

もちろん、まずは中学英語の基礎が大切です。

しかし、その上で、日頃からニュースを読んだり、身の回りの出来事に関心を持ったりすることが、英語長文の読みやすさにつながります。

熊本市周辺で私立高校受験を考えている方、また熊本県の高校入試に向けて英語長文対策を強化したい方は、早めに志望校の傾向を確認し、計画的に準備を進めていきましょう。

ブリエットのプロ家庭教師では、熊本県の高校受験に向けた英語対策、私立高校別の過去問対策、定期テスト対策、学習管理まで、1対1でサポートしています。

英語長文が苦手な方、熊本県私立高校入試に向けて何から始めればよいか迷っている方は、ぜひ一度ご相談ください。

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