お子さんの進路を考えるうえで、
「どんな学校が合っているのか」「実際の雰囲気はどうなんだろう」
と悩まれるご家庭も多いのではないでしょうか。そんなときにおすすめなのが、各学校が開催するオープンスクール(学校見学会)です。
実際に学校を見て、先生や在校生の様子を知ることで、受験や進学後のイメージがぐっと具体的になります。
今年も大分市内では、中学校・高校ともにオープンスクールの日程が続々と発表されています。
本記事では、2025年度に開催予定のオープンスクール情報に加えて、昨年度(2024年度)の実績情報もまとめて掲載しています。まだ日程が出ていない学校も、昨年の開催時期を知ることで、今年の見通しを立てやすくなりますよ。
どの学校にしようか迷っているご家庭の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。進路選びの第一歩、まずは「実際に行ってみること」から始めましょう。
こちらは2025年5月現在の情報です。必ず最新の情報を学校経由かWebサイトを通して入手されるようにお願いいたします。
中学のオープンスクール情報(2025年度&昨年度の実績も紹介!)
中学受験を検討中のご家庭にとって、まず確認しておきたいのが各中学校のオープンスクール情報です。
私たちが普段指導する中でも、「パンフレットや説明会だけでは分からない学校の雰囲気が、実際に行ってみてすごく伝わった」という声はよく聞きます。特に中高一貫校の場合、6年間通うことになるので、校風や生徒の様子、先生方との距離感などを実際に感じることはとても大切です。
ここでは、2025年度に発表されている情報を中心に、2024年度の実績も交えながら、大分市内・周辺の主な中学校の情報をまとめています。
■ 大分県立大分豊府中学校(県立)
- 2025年度 開催予定:6月15日(日) 6月2日(月)〆切
- 昨年度(2024年)実績:6月16日(日)開催
- 主な内容:在校生スピーチ、授業見学、校内ツアー、保護者説明会
- 申込方法:公式サイトよりWEB申込(5月下旬〜6月初旬)
- ポイント:県立唯一の併設型中高一貫校で、地元でも人気。地域枠と全国枠があるため、募集要項の確認が大事です。
■ 岩田中学校(私立)
- 2025年度 開催予想:7月下旬(2024年は7月21日(日)開催)
- 対象学年:小4〜小6・中学生対象の説明会もあり
- 内容:授業体験、校舎案内、個別相談ブース
- 申込方法:事前予約制(公式サイトにて受付)
- ポイント:中高一貫ならではの進路指導が特徴。内部進学の流れも確認しておきましょう。
■ 大分中学校(私立/大分高等学校併設)
- 所在地:大分市明野高尾1丁目6番1号
- 例年の開催時期:7月〜8月に体験型イベント、10月以降に説明会が複数回
- 内容:授業体験、クラブ体験、入試問題解説など
- ポイント:高校と一貫した指導方針で、英語教育・ICT教育にも力を入れています。
■ 向陽中学校(私立)
- 2024年実績:7月20日(土)オープンスクール開催
- 内容:校舎見学、授業見学、進路説明会など
- ポイント:6年一貫教育の強みを活かした、大学進学を見据えたカリキュラムが特徴。保護者説明会も充実しています。
◎|どの学校も「早期申込&複数回参加」がカギ!
中学校のオープンスクールは、夏〜秋にかけて複数回開催されることもあります。
一度では分からないことも多いため、可能であれば複数回参加してみることをおすすめします。
また、人気校では申込開始からすぐに定員が埋まることもあるため、早めに学校公式サイトや配布資料をチェックしておくと安心です。
高校のオープンスクール情報(県立中心/2025年度&昨年度実績も紹介!)
中学3年生の皆さん、そして保護者の皆様にとって、志望校を決めるうえでとても大切なのが「実際に学校を見て感じること」です。
特に大分市内では、県立高校への進学を希望する生徒が圧倒的に多いため、各校のオープンスクール情報は早めにチェックしておきたいところ。
今年(2025年度)も続々と開催日程が公開されていますので、昨年の実績もふまえてご紹介していきます。
■ 大分上野丘高校(県立・普通科)
- 2025年度予定:9月6日(土)
- 昨年度実績:9月21日(土)
- 主な内容:学校説明、授業体験、在校生との交流、部活動見学
- 注目ポイント:県内トップの進学校。学習環境だけでなく、生徒主体の行事や探究活動も魅力。
- 備考:例年中学校を通して申し込みます。
■ 大分舞鶴高校(県立・普通科/理数科)
- 2025年度予定:9月13日(土)
- 昨年度実績:9月14日(土)
- 主な内容:授業体験、理数科の取り組み紹介、施設見学
- 注目ポイント:文武両道を大切にする校風で、難関大学への進学実績も多数。
- 備考:理数科希望者は早めの参加を推奨。
■ 大分豊府高校(県立・中高一貫/普通科)
- 2025年度予定:7月5日(土)
- 昨年度実績:7月6日(土)
- 主な内容:授業見学、校内ツアー、模擬授業体験
- 注目ポイント:中高一貫ながら高校からの入学枠あり。少人数の丁寧な指導と先進的な探究学習が人気です。
■ 大分西高校(県立・総合学科)
- 2025年度予定:10月4日(土)
- 昨年度実績:10月5日(土)
- 主な内容:授業見学、学校紹介、進路説明
- 注目ポイント:落ち着いた学習環境で、大学進学にも対応した丁寧な指導が特徴です。
■ 大分鶴崎高校(県立・普通科)
- 2025年度予定:9月27日(土)
- 昨年度実績:9月28日(土)
- 主な内容:体験授業、学校案内、部活動の見学
- 注目ポイント:普通科・機械科・電気科があり、多様な学びに対応しています。専門技術を学びたい生徒にもおすすめ。
■ 大分南高校(県立・普通・福祉)
- 2025年度予定:8月30日(土)
- 昨年度実績:8月31日(土)
- 主な内容:部活動見学、進路ガイダンス、授業体験
- 注目ポイント:穏やかな雰囲気で、就職・進学ともに幅広い進路に対応。中堅校ながら地元志向の生徒に人気です。
■ 大分東高校(県立・普通・園芸)
- 2025年度予定:9月6日(土)
- 昨年度実績:9月7日(土)
- 主な内容:体験授業、校内見学、学校生活紹介
- 注目ポイント:地域との連携や福祉・ボランティア活動が盛んで、人間力の育成にも注力しています。
■ 大分工業高校(県立・工業系)
- 2025年度予定:9月6日(土)
- 昨年度実績:9月7日(土)
- 主な内容:実習体験、施設見学、専門科説明
- 注目ポイント:専門学科(機械、電気、土木など)を通して、就職や専門職を目指す生徒に最適な環境です。
■ 大分商業高校(県立・商業系)
- 2025年度予定:8月6日(水)
- 昨年度実績:8月7日(水)
- 主な内容:商業実習体験、部活動紹介、進路指導案内
- 注目ポイント:簿記・情報・英語など実務に直結した資格取得が可能。就職希望者から高い支持を集めています。
■ 鶴崎工業高校(県立・工業系)
- 2025年度予定:9月27日(土)
- 昨年度実績:2024年9月28日(土)
- 主な内容:実習授業の体験、施設見学、部活動紹介
- 注目ポイント:機械・電気・建築・化学工学・産業デザインの5学科。専門性が高く、地元企業との連携も充実。就職希望者・進学希望者いずれにも対応可能な進路指導。
- 備考:申込は中学校を通じて。例年7月中旬が締切。
■ 情報科学高校(県立・情報系)
- 2025年度予定:8月6日(水)
- 昨年度実績:2024年8月7日(水)
- 主な内容:プログラミングやデザイン系授業の体験、校舎見学、部活動見学、学校説明会
- 注目ポイント:AIテクノロジー科、デジタル創造科、ビジネスソリューション科の3学科。県内でも数少ない「情報に特化した高校」として注目されており、IT業界志望の生徒に人気。
- 備考:中学校を通じて申し込み。申込締切は例年7月中旬。
◎県立高校は「申込ルート」と「日程管理」が大切!
県立高校のオープンスクールは、中学校を通して申し込むことが基本となっています。
学校からの案内を見逃さず、日程や持ち物もきちんと確認しておくことが大切です。
また、人気校では参加者が多く、時間割が細かく分かれていたり、体験授業の予約が必要な場合もあります。
早めの申し込みと情報チェックを徹底しましょう!
市立中学校・義務教育学校の「オープンスクールデー」とは?
「県立や私立の学校はよく聞くけど、市立の中学校ってどうなの?」
そんなご相談を受けることがあります。
特に最近は、小中一貫型の義務教育学校も増えてきており、地域の公立校の魅力を再発見する保護者の方も少なくありません。そういった中で注目されているのが、「オープンスクールデー」という取り組みです。
■ 「オープンスクールデー」ってなに?
大分市では毎年10月中旬〜11月上旬にかけて、「おおいた教育の日」の取り組みの一環として、市内の市立幼稚園・小学校・中学校・義務教育学校などが授業を一般公開する「オープンスクールデー」を実施しています。
この期間中は、普段の授業の様子や学校の雰囲気を、保護者や地域の方々が自由に見学することができます。
■ 2024年度の開催例(昨年度実績)
- 期間:2024年10月19日(土)~11月10日(日)
- 対象校:大分市内の市立中学校、義務教育学校、幼・小学校など
- 主な内容:授業公開、学校説明、給食見学(校種により異なる)
- 申込方法:事前予約が必要な学校も一部あり(特に給食見学など)
■ どんな人が参加している?
- 小学生の保護者(中学進学に向けての下見として)
- 中学在学中の保護者(学校の学びや雰囲気を確認するため)
- 地域の教育関係者や子育て支援団体の方々 など
中には、地域の中学校に進学予定の小学生が親子で見学に訪れるケースもあり、「地元の学校って意外と良いね」と感じるきっかけになることもあります。
◎ 編集部MEMO|進学予定校のチェックにぴったり
私立中学校や県立中高一貫校への進学を考えている方も、一度は地域の市立中学校の「普段の姿」を見ておくと、比較材料になります。
特に、義務教育学校では小中9年間を見通した教育や、地域と連携したプロジェクト型学習なども展開されており、公立ならではの魅力があります。
「進路はまだ迷っていて…」という方にとっては、こういったオープンスクールデーは絶好の情報収集の機会になります。
▼こんな方におすすめ!
- 市立中学校への進学を検討している
- 小学生のうちに学校選びの視野を広げたい
- 地域密着の教育に関心がある
- 教室の雰囲気や先生の授業スタイルを実際に見てみたい
■ まとめ:迷ったら“見に行く”が正解!
どんなにパンフレットや口コミを見ても、学校の本当の姿は「現場」にあります。
市立中学校や義務教育学校のオープンスクールデーは、気軽に足を運びやすく、学校を“知るきっかけ”としてとてもおすすめです。
今年も秋に実施が見込まれますので、ぜひお住まいの地域の学校情報をチェックしてみてくださいね。
オープンスクールを最大限活かす!後悔しない学校選びのポイント
ここまで、2025年度の中学・高校オープンスクール情報を中心にご紹介してきました。
では実際に参加する際、どんなことに気をつければいいのでしょうか?
せっかく貴重な時間を使って学校に行くからこそ、「行ってよかった!」と思えるようにするための参加のコツと、志望校選びで後悔しないための視点をご紹介します。
■ 参加前の準備チェックリスト
☑ 学校の開催日と時間をしっかり確認
☑ 服装や持ち物(筆記用具・上履きなど)を事前に確認
☑ 質問したいことをメモしておく(学費・部活・通学時間など)
☑ 子どもと一緒に目的を話し合っておく
とくに複数の学校を見学する場合は、「何を比べるか」をあらかじめ決めておくと、印象が整理しやすくなります。
■ 当日のポイント
- 生徒や先生の表情を見る:「こんにちは!」という挨拶や対応から、その学校の空気感が伝わります。
- トイレや掲示物など細かい所にも注目:学校の“リアルな日常”が垣間見えるヒントが詰まっています。
- 授業の雰囲気を見る:生徒の発言の多さや先生の声かけの仕方などは、学びの姿勢に直結します。
■ 志望校を決めるうえで意識したいこと
進学先を決めるとき、どうしても偏差値や進学実績ばかりに目がいきがちですが、大切なのは「お子さんがその学校で3年間(あるいは6年間)をどう過ごすか」です。
- お子さんの性格に合っているか?
- 得意を伸ばせそうなカリキュラムがあるか?
- 通いやすさや生活リズムとマッチしているか?
これらの視点で比較することで、「行ってよかった」と思える学校選びにつながります。
■ ブリエットでも進路相談を受付中!
「どの学校が合っているのか分からない…」
「成績的に今どこを目指せばいいの?」
「オープンスクールの後、どう準備を進めたらいい?」
そんなお悩みは、ぜひ一度ブリエットにご相談ください。
地域密着型の個別指導塾として、大分市内の進学事情を熟知した講師陣が、学校選びから入試対策までしっかりサポートいたします。
✅ まとめ
- オープンスクールは「学校のリアル」を知るチャンス
- 事前準備と参加後の振り返りで満足度アップ
- 最後は「ここで過ごしたい」と思える学校を選ぶことが大切
受験は、お子さんにとっても保護者の方にとっても大きな決断です。
少しでもその不安を減らし、前向きな気持ちで進んでいけるよう、ブリエットはこれからも全力で応援していきます。