大分県学力診断テスト直前!点数を伸ばす4つの必勝テクニック

中学生

 もうすぐ大分県学力診断テストが開催されます。大分県が主催する学力診断テストは9月と11月に開催され、その成績が進路選択における大きな判断材料になります。高校受験生である中学3年生にとっては、どうやったらテストの点数が上がるのかは最大の関心事であると思います。

 本記事では、入試やテストの直前にすぐに点数が上がるテクニックを伝授します。

1、解く順番を変える

 中3の受験生の指導をしていると、意外と見落とされがちなのが、解く順番です。何も考えずに前から解いて時間切れという受験生が多いです。

 高校受験の問題は半分正解できれば平均点です。大分のトップ高校である上野丘ですら8割取れれば受かります。そのくらい難しい問題なのです。なんとなく解いても基本的には解けません。戦略的に、解ける問題を確実に正解して自分の力を最大限に発揮する必要性があります。

 その戦略性の1つが解く順番です。ここでは、各教科別に解説していきます。

(数学)

 大問1の配点が高いため、前から解いていくのは間違いではないですが、学力診断テストの段階では関数より図形の方が取りやすい場合が多いです。ですので、大問5、6の図形を先に解くのもありです。

(英語)

 大問3の英作文に悩んで時間を使って失敗するパターンがよくあります。先に長文をやってしまって、大問3の英作文を最後に持ってくるのが良いと思います。英作文は意外と勢いで書いたほうが良い部分もあります。

(国語)

 国語がおそらく1番順番にこだわった方が良い教科です。
 オススメは、大問1の知識問題を最初に時、次に大問5の作文に取り組む順番。作文は手が出しやすい上に配点が大きいためです。その上で、残りの時間で大問2(物語)、大問3(説明文)、大問4(古典)を得意な方からやっていくのが良いと思います。

(社会・理科)

 社会と理科は大問ごとに分野がはっきりとした問題構成です。自分が得意な分野の問題から取り掛かりましょう。もったいないのは、苦手なところに時間をかけすぎて得意分野に行き着かないことです。これだけは防ぎましょう。

2、戦略的なタイムマネジメントをする

 解く順番の工夫と繋がりますが、タイムマネジメント(どの問題にどのくらい時間を使うか)はとても大切です。解けない問題に時間を変えるのはもったいないですし、自分の実力を最大限発揮できなくなります。

 では、何が解ける問題で、何が解けない問題なのでしょうか?その基準が欲しいと思いますので、各教科で基準を出したいと思います。

数学

 確実に取り組みたいのは、大問1の計算問題と、その後の各大問の(1)(2)の基礎的な問題です。これらの問題は新研究の類題であり、見たことがある問題ばかりです。これらの問題を正解すれば7割は確実に取れると思います。

 また、逆に取り組む優先度が低いのは、大問の最後に控える正答率の低い問題です。これらは後回しにして、自分が解ける問題から取り組むと点数が上がりやすいです。

 また、事前に見直しの時間をしっかり確保することが必要です。

(英語)

 解く順番の際にも言及しましたが、英作文に時間をかけすぎないこと。また、英文を大量に読まないといけないため、読みやすいものに時間をかけるのも大切です。長文読解は文章の上から下に向けて設問が設定されているので、全体を読めなくても序盤だけわかれば解ける問題もあるので、苦手な人はそこだけでも取り組むと良いと思います。

(国語)

 大問が5つあるので、概ね1つの大問に10分だと考えましょう。大分県の公立入試は伝統的に長めの記述問題を出しますが、正答率的にも、これは優先順位としては後回しで良いと思います。また、まずは選択問題に取り組むべきだと思います。

 ただし、作文は確実に取り組みたいです。

(理科・社会)

 以前は時間の管理を考えなくても良い場合が多かったですが、近年は問題文が長くなり、資料読解も増えたため、時間が足りなくなるという事例があるようです。国語と同様に、計算や記述よりも記号問題に時間を割く方が得策だと思います。

3、問題文をよく読む

 マンツーマン指導をしていて、適正なレベルの問題を解いているのに解けないパターンのほとんどが、問題文をちゃんと読んでいないことに帰結します。正しく答えるためには、問いを正しく理解しないといけません。わかりそうなのに出来ない時には、もう一度問題文を読んで、何を問われているかを振り返りましょう。意外と見落としているポイントに気がつくものです。

4、見直しをしっかりする

 見直しをしなさい、というのはよく聞かれますが、実際にしっかりと見直しをできている子は少ないです。見直しをする際には、まず、見直しをする時間を事前に計算に入れておくことが大切です。

 また、見直しの仕方も大切です。ポイントは、新鮮な気持ちで自分の解答を見直すことです。数学であれば計算を初見のつもりでもう一度解いて答えの数値が一致するのか確認する、英語や国語、理科や社会は綴りや字の書きミスがないかを確認する。これらを実行してミスを発見・修正するだけで、すぐに何点かは上がります。

まとめ

 以上が、実力テストの直前に点数をあげるテクニックです。ただ、これらは付け焼刃的なもので、もともとの実力の上に成り立つものです。まずはしっかり新研究をやりこむのが基本で、そうすれば実力は自然とついていきます。

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