大分の高校入試・英語の衝撃事実!6割の受験生が半分も取れない現状と対策とは?

中学生

 中学校の英語が難しくなっているという話を聞いたことがある方も多いと思います。指導要領の改訂によって小学校の英語が教科化され、それに伴って中学校の英語は小学生のベースの上にあるという考えから、難化しています。
 典型的なのは、中学入学段階で英単語700語の読み書きができる前提で中学内容が進む点で、アルファベットの書き方からスタートしていた親世代とは進度が全く違います。
 また、近年その影響が高校入試で顕著に出始めており、英語に関しては二極化がますます進み、さらにその先まで行っている可能性すらあります。
 この記事では、大分県教育委員会が公開している公立入試の点数分布をもとに現在の英語の現状を示し、その上でどういった対策をすべきかを提案します。特に、高校入試のデータは衝撃的なので、注目してください。

1、受験者の3分の1が3割も取れない!!大分県高校入試における英語の現状

 大分県教育委員会が公開している令和5年入試における英語の受験者の得点分布は以下のようになっています。

60点(満点)・・・4人(0.1%)
50~59点・・・・・434人(7.3%)
40~49点・・・・・914人(15.4%)
30~39点・・・・・1036人(17.4%)
20~29点・・・・・1336人(22.5%)
10~19点・・・・・1760人(29.6%)
1~9点・・・・・・455人(7.7%)
0点・・・・・・・2人(0.0%)
平均点・・・・・・27.0点

 このデータはなかなか衝撃的で、大分県公立高校入試の英語で3割を取れていない生徒が全体の3分の1、半分取れていない生徒も6割います。
 しかも、近年の大分県公立高校入試の形式は英作文を除けば記号問題がほとんどで、わかっていなくても答えが当たることはあるので、実際に理解して解答しているのはさらに少ないと考えられます。
 他教科と比較すると、たとえば国語は英語と同程度の27.5点と低いですが、受験者の約6割が20~39点に集中し、いわゆる正規分布に近い形になっています。それに対して、英語は国語より10点ほど低い基準で分布しており、歪な形をした分布になっています。
 また、少し前までの英語の得点分布は、10~19点も多い代わりに40~49点の層も多く、フタコブラクダのような形の分布でした。これはこれで二極化が顕著で問題でしたが、現在はフタコブの上位の方が薄くなり、その層の子達も点数が下がっていると考えられます。つまり、二極化すらしなくなったと考えられます。
 このように、大分県高校入試の英語の得点分布から言えることは、一部の英語が出来る層はいるものの、全体的に英語の点数が下がっていると言うことができると思います。

2、なぜ英語ができない子ばかりになっているのか?

 大分県公立高校入試の英語の得点が全体的に下がっている原因は、いくつかあります。その中でも重大なのは、入試で問われている能力と学校の授業のギャップであると考えられます。
 高校入試は令和に入って大きく変わり、大量の英文を素早く正確に読み取る形になりました。英作文の配点が増えたり、リスニングの音声のスピードが早くなったりの変化もありますが、受験生を最も悩ませているのは大量の英文を読ませる長文読解です。
 しかし、このような現状がありながら学校の英語の授業は全く別の方向に進んでいます。英語によるコミュニケーションの時間を多く取り、文法を重視しない方向に進んでいるのです。もちろん、初見の長文を読解させることは授業ではほとんどしません。高校入試では上位の高校を受ける生徒ですら時間勝負になりますが、時間に追われて英文を読む練習もしません。
 このように、学校の授業と入試ではやっていることに大きな差があります。英語という教科の特性上、求められるスキルが多岐にわたる上、指導要領等で求められる授業のあり方もあり、学校の先生は苦労されていると想像できます。
 しかし、現状として客観的に見ると、学校での取り組みと高校入試には大きな乖離があり、そのことが高校入試の点数の下降に影響していると考えられます。
 また、指導要領改訂により小学校で積み上げがある前提で進むのも大きな原因です。教科書の内容は親世代よりかなり難しくなっており、現在の中1の最初の単元ではbe動詞と一般動詞の文章を同時に扱います。
 かつての親世代では夏休み以降に扱う内容で、それに伴って進度も半年くらい速いイメージです。英語がわからなくなる中学生が増えている原因はここにもあると思いますし、こういうタイプの子達が高校入試で半分取れない6割の層に拡大していると考えられます。

3、どう対処すべきか?

 このような現状を打破するためには何をすればよいでしょうか?
 そのためには、長期的な解決策と受験期の短期的な解決策があると思います。
 まず、長期的な解決策として、小学生の頃から英語の学習の下準備をしっかりする必要があると思います。特に基本的な英単語の読み書きができること、英検等で英語の文章を読んだり聴いたりして理解できるように英語に慣れ親しんでおく必要があると思います。当塾でも、小学生の英単語の書き取りや英検対策をしております!
 次に受験期の戦略としては、英文の読み方をちゃんと習うべきです。英語の文章は正しい指導を受けないとスムーズには読めません。ほとんどの子が語彙力不足で読めませんし、語彙力があり読めていそうな子でも、単語をつなぎ合わせて読めていると感じているだけで、実際には英文(の構造)が「見えていない」ことがほとんどです。
 現在の大分県の公立入試では英文を正確に読めるだけでなく、正確に速く読めなければなりません。英文をスラスラ読むことができるためには、英語の正しい読解ができる力が必須と言えます。

 当塾は、この英文を正しく速く読めるようになる指導が強みの1つになっています。気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。

4、最後に

 以上のように、現在の大分県の公立入試の英語はかなり厳しいのが現状です。何も手を打たなければ英語ができなくなる子が今まで以上に生まれやすい状況であると考えられます。
 また、大学受験を考える際にも英語は最重要科目になるので、苦手にすると一気に選択肢が狭まってしまいます。しかし、逆に手を打てば差をつけられる教科になりつつあるとも言えます。
ぜひ当塾で英語を得意教科にしましょう!

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