桃鉄2が学習効果バツグンな理由|地名・産業・歴史・非認知能力まで伸ばせる!

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 2025年11月13日に「桃太郎電鉄2~あなたの町も きっとある~」がついに発売されました。今回は「西日本」「東日本」の2つのマップを搭載し、より多くの物件駅が盛り込まれています。

 よく桃鉄シリーズは子どもの勉強に良いと言われます。実際に、学校用に教育版がリリースされるほどです。ですが、ではなぜ桃鉄が子どもの勉強に役立つと言えるのか、具体的に何が良いのかは意外と言えないのではないかと思いますし、意外とその教育的な効果を一面的に見ている場合も多いのではないかと思います。

 この記事では、「桃鉄シリーズ」を通じて育まれるであろう能力について網羅的に説明していきます。意外と知らなかったことや、これまで見過ごしていた視点もあるかもしれません。クリスマスプレゼントや、年末年始に向けてお子さんとプレイしようと考えられている方は、必見です。 

1、地名を覚えられる

 まず思いつくのが、地名を覚えられるというメリットでしょう。桃鉄をやりこんだ大人の中には、地名はほとんど桃鉄で覚えたという人も少なくないと思います。桃鉄をやっていれば、小学校で覚えないといけない都道府県や県庁所在地は自然と覚えていくと思います。

 また、前作の「桃鉄ワールド」をやれば世界の主要都市もほとんど覚えることができると思います。さらに、桃鉄2では西日本マップと東日本マップで分かれるため、これまでより多くの物件駅が登場するため、より詳細な地理情報の知識獲得を期待できます。

 他にも桃鉄のすごいところは「知る」ではなくて「覚えこませる」ことができることだと思います。ゲームの攻略のためには地名の知識が頭に入っていることは必須なので、子どもは自然と覚えていきます。楽しみながら暗記という反復練習ができるのが大きなメリットだと思います。 

2、特産品や産業を覚えられる

 地名とセットで覚えることができるのが、各地の特産品や産業です。

桃鉄には各駅でいろいろな物件が売っており、これを買って資産を増やすことでゲームを有利に進めることができます。物件は各地の特産物や産業に関連するものが売られています。

 特に勉強に直接的に結びつくのが、産業です。具体的には、農産物と工業製品の物件になります
が、これらを把握すれば、どこでどんな作物が栽培されているのか、どこでどんな工業が盛んなのかが覚えられ、日本の地理分野で大きなアドバンテージになります。

3、地図認識が深まる

 桃鉄は地名やそれに紐づいて特産物・農産物・工業製品などが覚えられる点は優れていますが、個人的に地理的な資質を伸ばす一番の要素は、地図認識ではないかと考えています。地図上のどこに何があるのかを頭の中に描ける力が桃鉄をやっていると身に付きます。

 また、通常の地図は一方向の固定の俯瞰図のみになりますが、桃鉄の場合は列車視点で動き回るので、いろいろな方向から地図を見ることになります。これによる地図認識の高まりは、桃鉄で育まれる地理的な能力の中では、かなり大きいと考えています。 

4、歴史人物を覚えられる

 親御さん世代の桃鉄ではなかった要素として「歴史ヒーロー」があると思います。これは、何かしらの条件をクリアすると自分を味方してくれるキャラで、ゲームの戦略上でも大切な要素になります。

 この「歴史ヒーロー」は教科書に乗っている歴史人物ばかりなので、社会の歴史分野の勉強に役立ちます。地名や物件と同じく、ある程度覚えていないとゲームで不利になるので、子どもは自然と歴史人物の名前を覚えていきます。

5、漢字の知識が増える

 桃鉄といえば、ボンビー(最下位の人にとり憑く悪いキャラ)。ボンビーといえば漢字クイズです。魚へんの漢字のクイズや、難読地名などのクイズを出してきます。ゲーム攻略のためにはこれらの問題への対応も求められるので、自然と漢字の勉強にもなります。

 また、桃鉄は基本的にテロップを読みながら進める必要性があります。読む分量もかなり多いのが特徴です。そのため、活字に触れることができるのもメリットだと思います。

6、数字に強くなる

 桃鉄のゲームの勝敗は、終了時の総資産額で決まります。最長の99年モードの場合、資産は数兆円単位になります。小学校の算数では兆までの数を段階的に学んでいきますが、桃鉄をプレイしていれば資産の増大と共に大きな数を学ぶことができます。ゲームをしながら感覚的に学べるところが良いなと思います。

7、経済教育の側面がある

 桃鉄では物件を買いながら資産を増やしていきますが、これは現実の投資と同じであり、その意味で経済教育の側面も持っています。
 
 特に、現金を持つよりも物件に投資した方が資産を形成できるのは、複利の考え方を理解する上では大切な要素です。「なぜ現金を持っておくより物件を買った方がいいのか(投資した方がいいのか)?」を親子で話すと、より深まりが増すと思います。

8、非認知能力を伸長できる(コミュニケーション能力、戦略的思考)

 ここまでの能力は主にいわゆる主要5教科との関連のもので、一般的には認知能力とされるものばかりでしたが、最後にご紹介したいのは非認知能力です。

 非認知能力と呼ばれるものの中でも、桃鉄では主にコミュニケーション能力や戦略的思考が磨かれると感じます。桃鉄は互いに駆け引きをしながらゲームを進めないといけない要素が強いため、自然と会話も増えて、その内容も意図を持ったものも増え、他人との関わり方を学べます。

 また、カードなどの色々な要素を勘案して行動を決めていかないといけないため、戦略性も磨かれていくと考えられます。

 以上が、桃鉄で磨かれると考えられる能力の一覧です。こういった教育効果を知っていれば親御さんも意図を持って買い与えられますし、子どもへの声がけも効果的になると思います。ぜひ意図を持って桃鉄をお子さんにプレイさせてみて下さい。

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