夏休みも残りわずか。このラスト2週間の過ごし方で、2学期の伸びが決まります。
「出遅れた」「思うように進まなかった」という人も大丈夫。やることを正しく絞って深くやることで、短期間でも十分に成果は出ます。
この記事では、1対1指導塾ブリエットの指導経験から、科目別の具体策/2週間のロードマップ/1日の回し方/失敗しない管理術まで、実行しやすい形でまとめました。
第1章 まず“戦略”を決める:ゴール→手段→時間配分
- ゴール(数値化)
- 中高生:夏明けテストで5科合計+30点、もしくは主要2科で+15点を目標化。
- 受験生:模試偏差値+3/志望校判定1ランクUP。
- 手段(科目×単元の優先順位)
- 「得点効率の高い単元」を最優先(例:英語=文法の頻出項/数学=関数・図形の典型問題)。
- 苦手は“1テーマ”ずつ深掘り(広げない)。
- 時間配分(原則)
- 平日:演習7割/暗記3割。
- 休日:演習6割/暗記3割/見直し1割。
- 朝:思考系/夜:暗記系で固定。
ブリエットの1対1では、目標を点数・偏差値・解ける設問の型で数値化し、義務自習で日次の実行を管理します。
第2章 最初の1〜2日でやる「現状分析」テンプレ
A. 手元の素材を集める:直近の定期テスト/模試成績表/宿題テスト/誤答ノート。
B. 単元別に○△×を振る:×は“原因”まで書く(理解不足/暗記不足/ケアレスミス/計算・処理速度)。
C. 今日から14日間の“優先リスト”を作る
- 例:
1位 英文法:時制・関係代名詞(△→○へ)
2位 数学:二次関数の文章題(×→△へ)
3位 理社:一問一答の頻出語(△→○へ)
誤答ログの書き方(3行ルール)
①どこで間違えたか(根拠)/②正答に至る筋道/③次の再発防止ルール(キーワード・チェック項目)
第3章 科目別・短期集中の“刺さる”やり方
英語
- 文法:頻出テーマを“見開き1テーマ→10分”で要点確認→即10問演習→その場で直し。
- 長文:毎日1題(400〜600語)。設問先読み→段落ごと要旨→根拠に線。
- 英作文:定型×差し替え(because/so/which/thatで2文→1文へ)。
- 計測:1題につき解く時間/直し時間を記録(速度UPの体感を得る)。
数学
- 型でまとめる:二次関数・図形・確率など、解法カードを作る(条件→方針→計算)。
- 1日1分野:例)Day3=関数、Day4=図形。例題→類題×3→過去問1問。
- ミス撲滅:答案の最後にチェック3点セット
①条件の抜け無し/②単位・領域の確認/③符号・桁の確認。
国語
- 現代文:設問用語(理由/対比/具体例)ごとに根拠の型を暗記。
- 古典:助動詞と重要語彙の音読暗記→共通の訳で定着。
- 記述:キーワードを3つ拾い、40〜60字で骨格→加筆。
理科・社会
- 朝夜に暗記→昼に演習。一問一答→用語説明→記述の3層で深度を上げる。
- 地理・歴史は地図・年表に手を動かす(視覚化が最短)。
- 理科計算は公式の意味と言い換えを先に確認してから演習。
第4章 2週間ロードマップ(モデル)
- Day1-2:現状分析&優先単元決定
誤答ログ作成/スケジュール確定/朝夜ルーティン確立。 - Day3-5:優先単元①の深掘り
例)英語文法×長文、数学関数。毎日「例題→演習→直し→まとめ」。 - Day6:実戦ミニテスト
主要2科×各40〜50分。採点→誤答ログ→翌日の課題化。 - Day7:休養50%+弱点リカバリ50%
睡眠・運動・リセット。夜に暗記系。 - Day8-10:優先単元②の深掘り
例)数学図形、理社頻出。過去問1問/日を追加。 - Day11:総合演習Day
5科横断で**“取り切る問題”の精度**を上げる。 - Day12-13:穴埋め&仕上げ
×・△の再演習。同一問題で満点取れるまで回す。 - Day14:リハーサル&調整
本番同様の時間割→当日ルーティンの確定(起床・食事・開始前ウォームアップ)。
第5章 1日の回し方(タイムボックス)
- 朝(60〜90分):思考系(数学計算・英長文)
- 午前(90〜120分):優先単元の演習→即直し
- 午後(60〜90分):暗記・要点まとめ(理社/古典)
- 夕方(60分):2科目目の演習(短めでも可)
- 夜(30〜45分):今日の誤答ログ/明日の準備
- 休憩の入れ方:45分集中→5〜10分休憩(立つ・目を閉じる・水分)。
実行率を上げるコツ
- If-Thenプランニング:「19:00になったら理社一問一答を100個」
- 見える化:ToDoは3件だけ。終わったら線を引く。
- スマホ管理:学習中は別室充電。
第6章 よくあるつまずき→即効の処方箋
- 「覚えたのに出ない」
→ 出力練習不足。**“見ずに書く→声に出す→誰かに説明”**をセットで。 - 「時間が足りない」
→ 最初に設問配点を確認し、落としてよい問題を決める。 - 「計算ミスが減らない」
→ 見直し専用の3分を必ず確保。書式を揃える・途中式を残す。 - 「計画倒れ」
→ 翌日の予定は前夜に15分で作る。できなかった分は**翌日に上書きせず、次の土曜に“調整枠”**を置く。
第7章 ブリエット流サポート(1対1+義務自習)
- 1対1専門×プロ講師
弱点の“原因”を短時間で特定し、その生徒専用の解き方ルールを作ります。 - 義務自習(学習管理)
出席・着席・着手までの行動をルーティン化。毎日の進捗チェックと誤答ログで、やりっぱなしを防ぎます。 - アクセス
大分駅から徒歩5分。学校帰りに寄って勉強→そのまま帰宅の流れが作れます。
医学部志望・大分大学志望向けの過去問の切り方/秋以降の模試対応も1対1で最適化します。
第8章 チェックリスト
- ☐ 目標を点数・偏差値で数値化した
- ☐ 単元の優先リストを3つ決めた
- ☐ 誤答ログの書式を決めて毎日書いている
- ☐ 朝=思考系/夜=暗記の固定ができた
- ☐ Day6/Day11/Day14の実戦日をカレンダーに入れた
- ☐ スマホは別室、休憩は短く定時で入れている
- ☐ 2学期の開始1週間前から朝型に戻した
まとめ
残り2週間の合言葉は、「狭く・深く・毎日」。
優先単元を絞り、解法の型→演習→直し→誤答ログを高速で回せば、成績は動きます。
やるべき順番や到達ラインの設定が難しい場合は、1対1指導塾ブリエットにご相談ください。プロ講師が最短ルートを一緒に作り、義務自習で毎日を伴走します。
この夏のラストスパート、しっかり伸ばして2学期を迎えましょう。